最初の挑戦は苦戦の連続
アクアリウムを初めてから二年ほどたちまして、一つの目標でもある世界水草レイアウトコンテストIAPLC2021に応募をしまして、その結果が出ました。
結果は2617作品中1479位でした。
最下位だろうなと思ってたので、自分の中では意外な結果でした。
IAPLCとは?
ADA(アクアデザインアマノ)が主催している水草のレイアウトコンテストです。
毎年開催されていて、全世界から様々な水草レイアウトの作品が出品され、その内容を競うものです。
IAPLC(世界水草レイアウトコンテスト)は、「水草レイアウト」をテーマとして参加者それぞれが水槽に表現したオリジナルの「水景」を競い合う、水草レイアウトの世界大会です。参加者は当年に撮影した水景写真一枚を応募し、世界中から集まった応募作品を業界に精通する審査員が審査して、その年のグランプリを決定します。
2001年に参加国数19カ国、応募総数557作品から始まった当コンテストは、年々応募総数、参加国数ともに増え続け、現在では参加国数60カ国以上、応募総数約2,000作品と、世界規模のコンテストとしてその歴史を重ねています。水草レイアウトを個人の趣味として楽しむだけでなく、世界中の人々と共有し、一緒に楽しむ。
コンテストの広がりは参加者のみならず、水草レイアウトに興味関心を抱く人々にも共有され、大きな注目を集めるものへと成長を遂げています。
アクアリウムを始めると必ず目についてくるのがADAの製品。
アクアリウム界のAppleなんて言われ方もしていますが、デザインは他製品を圧倒していると思います。
水草レイアウトを始めると目指してみたくなってくる大会ですね。
90cm水槽立ち上げ
かなり前になりますが、立ち上げの記事は以下の記事で書きました。
ちなみに水草レイアウトコンテストの上位者の水槽の大きさを分析してみると、ほとんどが120cm 〜水槽になっています。2021年に関してもTOP10は全部120cm水槽です。ちなみに90cmでの最高順位は15位。
上位をねらうなら120cm幅は必要だと思うのですが、なにぶん私の場合は普通のマンション暮らしなので、120cmの水槽を設置するのは難しく、部屋の配置的にも90cmが精一杯の状態だったので90cmで挑戦する事になりました。
実際やってみると、レイアウト素材の大きさにもよりますが、ある程度大きな素材でダイナミックなレイアウトを組もうとすると90cmでも小さく感じてしまいます。レイアウトによっては植栽の位置が限られてしまうんです。
そういった意味からも現在は120cm〜ないと上位は難しいのかなと思います。アイデア次第だとは思いますが。
水槽のメーカーも様々ですが、やはりADAの水槽の綺麗さは群を抜いていると個人的には思っているので90cm水槽もADA製品で決めました。
作品のテーマ
レイアウトコンテストには作品のテーマが必要なのですが、初めてという事もあってどういうテーマがよいのかなかなか決めかねていました。
色々情報を集めていると、YOUTUBEでいいなーと思う作品があったので、それを参考にレイアウトを構成する事にしました。
レイアウトの種類も大まかに2つあって、ジオラマ系と言われるある種作り込まれたレイアウトか、自然の水系を再現するようなレイアウトか、大まかに二つに分かれてくると思います。
私の場合、ジオラマ系が好みなので、自然の水系というよりかはある程度作り込まれたレイアウトにしたかったというのがあったので、方向性はジオラマ系です。
なんとなくレイアウトは公園の木々をイメージしていたので、流木を木に見立ててやりたいと思って素材を集めました。
レイアウトと植栽
組み始めたレイアウトはこれです
レイアウトして1日も経たないと思うので水が濁ってますが、こんな感じでレイアウトを決めました。
道を左右に作って終点を作りたかったのと、流木で中心と左右に木があるようにしたかったです。
植栽は前の60cmの水槽のものからほぼ移植してきたので、そのまま利用しています。
[主な水草種類]
- アヌビアス・ナナ
- ロタラインディカ
- ロタラhra
- 南米ウィローモス
- BIO ショートヘアーグラス
- BIO アルテルナンテラ・レインキー ミニ
- BIO エキノドルス・テネルス
- BIO シペルス・ヘルフェリー
- BIO スタウロギネ・レペンス
- ボルビディス
- ブセファランドラ
ここからはしばらくコケとの戦いです。
60cm水槽から外部フィルターのろ材は移植してきてますが、今回エーハイム の2217をメインにしてサブに2213をつないでいるので、足りない部分は新品のろ材になります。バクテリアが定着するまでしばらくかかるんですね。
水系の経過
しばらくしてから、ロタラをトリミング。ショートヘアーグラスが拡大していってます。。
背景にLEDを追加。
BIO アルテルナンテラ・レインキー ミニがかなり大きくなります。。。
これの管理がかなり大変で、エビには食べられちゃうはよく育つはでした。。
使い所が難しい水草ですね。
ショートヘアーグラスがかなり成長しました。
これも水があうと、どんどん広がっていきますね。
ここから道を整えていきます。
小さい流木も追加
ブセファランドラも追加しましたが、あまり成長せず。。
最終的に撮影したものは以下
すごくアナログ的ですが、撮影時は黒いスチロール板で周りを覆って光が拡散しないようにしています。
一眼レフを使いましたが、これの設定がまた難しい。。
なんか新しいiPhoneなら一眼レフじゃなくてもよいかもと思っています。来年はiPhoneでとってもよいかも。なにしろ一眼レフは設定が難しい。。
あと、道がもう少し見えるようにしてもよかったかなーと。結局終点への道がうまく表現できなかったですね。最後は私が体調を崩してしまって、その辺の細かい調整ができなくて残念でした。。
水草レイアウトに調整してみた感想
今回、初めての挑戦となりましたが、なかなかの苦労しました。
最後は体調不良もあって水草の調子を上げる事ができず、自分としては消化不良な部分もありましたが、想定していたよりかは順位もよかったし、色々わかった事もあるので、次回に生かしていきたいと思います。
都市部に住んで暮らしていると、自然に触れる機会がなかなかありません。
特に私は本業がIT関係の仕事をしているので、ある種無機質なものと向き合っています。
さらに昨年はコロナもあって外に出る機会も激減しました。
そういった意味でも、水草水槽はインナーでありながら自然に触れる事ができるので、よい趣味だなと思いましたね。
何かインナーの趣味をという方は水草水槽、アクアリウムを初めてみるのはいかがでしょうか。
ちなみに2000位まではIAPLCの雑誌に掲載されるという事で、後日購入したらちゃんと自分の作品が載ってましたw
まとめ
- ADAが主催している世界水草レイアウトコンテスト、IAPLCは毎年開催
- IAPLCは無料でどなたでも参加可能