KOMPLETE ULTIMATE 10からKOMPLETE 13 ULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONへアップグレード
夏のセールでアップグレードが半額になってたので、思い切ってアップグレードをしました。
最近また耳コピ始めて色々な曲をやっていると、あの音がほしいとか、この音をもう少し強化したいという思いが強くなってきます。
Native InstrumentsのKOMPLETEというのはある種マルチ音源のスタンダートなので、個別で出ているソフトシンセに比べたらクオリティ的には落ちる部分はあると思いますし、プロ目線から言えば足りない部分は多々あると思います。今ではrefx nexus3みたいに拡張音源でジャンル関係なく高クオリティなものもありますのでね。
それでもメリットとしてはいくつもあげられます。
- 多くのジャンルをマルチで使える音源としては高クオリティの分野
- 一つのメーカーで統一できる=使い方がほぼ統一されている
- 使い方の解説もネットにゴロゴロある
- Native Instrumentsジャパンもあるので日本でもサポートがなんだか安心。ソフトシンセで海外のみ販売とかだとちょっと不安な時ある。。
そういったところは大きな利点だと思います。
これは利用する人によっても違うところなのでなんともですが、少なくとも私はメリットを感じています。
ということでアップグレードしてみたのでそのことを書きたいと思います。
KOMPLETE 13 からパッケージの種類が増えた
KOMPLETE10の時は大きく分けて2つの種類がありました。KOMPLETEとKOMPLETE ULTIMATE。
ULTIMATEの方が入っている音源の量が多かったし、クロスグレードのセールでお買い得だったのでULTIMATEを買いました。
KOMPLETE 13では3つに増えていました。
ULTIMATEがあるのは変わりませんが、さらにその上のULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONというものが追加されています
違いはというと、当然入っている音源の数は違いますがExpansionというサンプル音源みたなものがたくさん入っているのと、ストリングの高クオリティなものが追加で収録されています。
その中で私はULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONを選択しましたがその理由はいくつかあります。
KOMPLETE10 ULTIMATEでの音源に関する不満は2つありました
- アコースティックギターがない
- オーケストラ系の音源が弱い
KOMPLETE10 ULTIMATEの時にはアコースティックギター音源が収録されてませんでした。
確かその後に、「SESSION GUITARIST STRUMMED ACOUSTIC」というのが出て、いわゆるストロークのジャカジャカのみ自動で弾いてくれる音源は出てました。
ただ、これはギターソロとかアルペジオは使えないものでした。アコギのソフトシンセも色々あるのでそっちを買おうかとも思いましたが、そのうち入ってくるだろうなと思っていたので、そのままにしておきました。
予想通り、今回の13には「SESSION GUITARIST PICKED ACOUSTIC」というものが収録されていて、これはソロ演奏ができます。
さらに、私はオーケストラ音源でストリングスを利用する時は今まで「Symphonic Orchestra silver」を利用していたのですが、もともとこれはEAST WESTだったけな?が作ってたのですが、その後に会社が買収されたりしてエンジンが変わったりしました。今では販売されているのかどうかもわかりません。。。。
Symphonic Orchestra silverはかなり高クオリティでよいのですが、エディットがあまりできないという点が不満としてありました。
特に、収録のマイクの位置や遠さはそのままで変えようがないので、どの曲で使っても同じ響きで同じ音が出ます。
曲によって響きを変えたい場合は逆に使いにくい音源なんですよね。
KOMPLETE 13 ULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONではストリング系がかなり強化、追加されていました。
「STRADIVARI VIOLIN」「GUARNERI VIOLIN」「AMATI VIOLA」「STRADIVARI CELLO」アンサンブルのものも追加されていますし、サンプル聞いたらこれで十分だなというクオリティでした。
さらにKOMPLETE10 ULTIMATEからのアップグレードは6万ほどですが、それが今回半額。KOMPLETE13 ULTIMATEとULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONの価格差は1万ほど。
ということで総合的に考えると迷わずULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONということになりました。
この辺は、自分がほしいものと予算を考慮して決めていただければと思います。
各種の比較表は↓の画像クリックでホームページで確認してみてください。
ダウンロード版だとインストールにめちゃくちゃ時間がかかるのといくつか注意点
私はパッケージ入らないので、ダウンロード版で購入しました。
ホームページから購入は簡単にできます。
その後はすでにインストールしてある「NATIVE ACCESS」というものを利用します。
これも簡単でログインすると購入したものが表示されるので、あとはそれをクリックして待つだけ。
ただ、ここでもいくつか注意点があります。
ULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONはかなり多くの音源が収録されているので、その容量は合計「770GB」です。
今では数TBのHDDも安いのでこれを購入する方はご自身のPCのHDDの容量を確認した方がよいです。
私は以前書きましたが、外部ストレージのSSDを2Tを利用してそこにソフトシンセは入れてあります。
SSDだと読み込みが爆速になるので、興味のある方は試してみてください。
さらに、770GBをダウンロードしようとするとかなり時間がかかりました。
私の家は光回線ですが、ダウンロード〜インストール完了まで10時間ほどかかったと思います。
KOMPLETE10 ULTIMATEからで追加が増えたのもありますが、結構な時間です。
もし新規で購入される方はパッケージの方を買った方がよいかもしれないです。
さらにもう1点落とし穴がありましたが、これは別の記事で書きたいと思います。
すごくいろんな音源が増えました。
次回はインストール時の注意点と対処方法、初期設定など書いていこうと思います。
まとめ
- Native Instruments KOMPLETE 13には3種類のパッケージがある
- アップグレード対象者ならコスト考えるとULTIMATE COLLECTOR’S EDITIONを選んだ方がよいと思う
- ダウンロード版でインストールすると10時間くらいかかった
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