驚くほどの速度アップはなし
iMacにてDTMをちょくちょくいじり始めているので、27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルでの使用感を書いていきたいと思います。
まず、自作のwinと比べての所感ですが、「あまり変わらない。。。」というのがぶっちゃけの感想です。
自作winはCPUがcore i7 2600K メモリ24GBでした。それと比べても今のiMacが劇的に速度が速くなっているかと言われるとそうでもないです。もうCPUはcorei 7 2600Kあたりからそこまで進化してないのではないかと思ってしまいますね。
ただし、メモリーが今40GBあるので、ソフトシンセは数十個立ち上げたくらいではビクともしないです。単純に書き出しなどのCPU性能で見ると自作のwinと大差はないと感じていますが、トータルとしてはやはり快適にはなっているなと思います。
iMac proのXeonとかcore i9は劇的に変わるのかもしれないですが、現状iMacだとびっくりするような差は見られませんでした。むしろそれだけcore i7 2600Kが優れていたということの証明なのかもしれません。
トラックの書き出し時間
トラックの書き出しでの時間に関して。
DTMで待たされてストレスになる作業の一つにオーディオの書き出しがあります。これがなにかというとMIDIのデータをオーディオに変換する作業ですね。
MIDIはあくまでプログラムなので音ではないんですよね。それをソフトシンセなどの音色でオーディオ化するわけです。人それぞれ作り方が違うのでなんとも言えませんが、私はMIDIで作り込んでからオーディオ化するので最後に一気に書き出しを行います。
この時にPCのパワーが必要になりますね。この時にCPUの性能によって書き出しの時間が変わります。
試しに4分くらいの楽曲でソフトシンセを10ちょっと使って、トラック数は20くらいのものを一気にマルチ書き出してみました。
以前の自作win環境でも書き出しにはだいたい2分〜3分くらいだったと思いますが、今回の27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルでは1分30秒くらい。
自作PCの時代からCPUは何世代も出て来ているのにそのくらいなのか。。。というのが正直な感想でした。
瞬時にとは言わないですが、1分を切るくらいにはなってて欲しかったですね。
例えばこれがiMac proなら数秒で終わるとかなんですかね。試してみたいですね。
とはいっても早くはなっています
ソフトシンセの立ち上げ数
メモリを40GBにしたおかげでソフトシンセはガンガン立ち上げても全然大丈夫でした。
立ち上げるソフトにもよりますが、10〜20じゃビクともしないです。
そこにwavesなどのエフェクトプラグインをガンガン使っても使用率は半分もいかないくらいでした。
そこから考えるとメモリの恩恵は確かにあると感じられましたね。CPUよりメモリを多く積むという多くの人の話は本当ですねw
その他、気になることをいくつか。
ボーカロイドの使用もまったく問題なし
ボカロに関してはまったく問題なく使用ができました。
Cubase用のエディタがあるのでそれを使用するとトラックを編集するのと連動するのでかなり楽ですね。
ボカロもコーラスでいくつか立ち上げましたが、私のスペックだと動作に全く問題なかったです。
[amazonjs asin=”B00QC0VL4Q” locale=”JP” title=”YAMAHA ヤマハ VOCALOID4 Editor for Cubase”]ひと昔前はwinしかできなかったようでしたけど、今はまったく問題ないです。
Macにしたいけど、ボカロができないからと考えていた方、全然問題ないです。
Magic Trackpad 2の操作になれない
今まで散々マウスで作業して来て体に染み付いている身としては、Magic Trackpad 2の作業に慣れないです。
結構これは作業時間に影響するもので、慣れるまで作業時間がかかってしまいそうです。
ショートカットは昔から使っているものを入れたので問題ないですね。
ただ、winベースのキーボード配列でのショートカットだったので多少変更しました。
Magic Keyboard(テンキー付き)- 日本語(JIS)に関しても慣れの問題慣れているものと配置の感覚が若干違うので押し間違えは結構あります。
キーボードも感覚が少し違うだけでミスタッチが増えてしまうんですよね。これもなれの問題ではありますが、どうしも削除ボタンの位置が私の今までの感覚と違うところにあります。。
操作の部分に関しては慣れということで今後使い倒したいと思います。
純正のオーディオでも全然問題ない
別のところでも話題にしようと思いますが、iMacのもともと付いているオーディオの性能がかなりいいと思います。
私はUSBモデルは手元にLINE6 UX1しかないのですが、音質的にはこれと全然変わらないです。
これはwinだとありえないと思いますね。Cubaseで使っていてもレイテンシーも全然ないし、これでも十分ですね。
ただ、外部録音などはできないので、あくまでソフトシンセのみで製作する方という形にはなりますけれども。
正直これが一番驚きました。
当然高価なオーディオインターフェイスであれば違いがでると思いますが、中堅クラスまでだと音質は全然変わらないのでは?と思います。
これは今後も調べていきたいと思います。
まとめ
- CPUをcore i7に変更しましたが、驚くほど劇的には体感速度として速いとは感じられない
- メモリは多いほうが良く、恩恵を感じられる。
- 純正のオーディオカードでも全然よいです
時間のあるうちにDTMをどんどんいじっていこうと思います。