もしも死に直面した時にデジタルな空間にいく事が選択できたら?
Amazonプライムで5月から配信されているドラマ「アップロード~デジタルなあの世へようこそ~」を見たのですが、かなりハマりました。
正直にすぐにでもシーズン2が見たくなってしまいます。
どんな内容なのか簡単に紹介をしていきたいと思います。
舞台は西暦2033年。気が付けはそこまで遠くない未来のお話です。
いくつかのシステム会社が、人間に死が近づいた時、バーチャルな仮想現実の世界にその人の意思を送る技術、世界を作り出しました。
つまりシステムが生き続ける限り、そこに送り込まれた人は永遠にそこで暮らしていけるわけです。
舞台となる仮想現実を「レイクビュー」と言います。
そこは大自然に囲まれていて、山があり、湖があり、そして高級感のあるホテル。
ある意味では現実の世界であり、生前と同じように暮らす事ができます。
主人公の「ネイサン・ブラウン」は同じように仮想現実アプリの開発者でした。
ところが、ある日突然交通事故にあい、自分自身がそのレクビューにいく事になってしまったのです。
レイクビューの住人になった彼はそこで生活を始めるのですが、自分の事故はなぜ起きたのか?そしてなぜレイクビューにいく事になったのか?
肝心な部分の記憶が欠如=削除されている事に気がつきます。
私は殺されたのではないか?と。
彼の担当者である「ノラ・アントニー」と共に裏で動いていた計画、謎を追求しはじめます。
生前の時の恋人との関係、ノラとの関係が複雑に入り混じってくるのがまた話を面白くしていきます。
彼は本当に殺されたのか?裏で動いている黒幕は誰なのか?
というところが大枠のあらすじです。
まだシーズン1なので話の確信にはあまり触れられていなく、物語がようやく動き出そうとしているところで終わりますw
この辺はうまいやり方だと思いますね。
仮想現実の設定が色々面白い
私も仕事でシステム開発をしていますが、仮想現実世界の設定が色々面白いんですよね。
ちなみに今でも仮想現実のゲームって色々あると思いますが、その中でも近いのが「セカンドライフ」ですかね。
面白い設定をいくつか紹介します。
生活するにもお金が必要で料金によってプランが違う
仮想現実の世界でも人間社会同様にお金は必要です。
中でもレイクビューは高級なところらしく、生活するだけでもかなりの高額なお金が必要なようです。
主人公の恋人はかなり裕福なお家で、レイクビューのお金も彼女が払ってくれています。
また面白いのが、プランが色々あるようで、通信量が無制限のプランなのですがかなり高額、通信制限があるプランは安いけど制限がくると動けなくなる。
まさに携帯の料金プランみたいな設定があります。
さらに特別なアイテムとか、洋服とか、食べ物とか、それらを利用しようとすると決済が必要になります。
アプリ内課金の設定ですねw
そういった今の世界でも普通にある設定が仮想現実の中でも生きているところが面白いところでもあります。
仮想現実の住人は全員アバター
死に直面して仮想現実に送られると、生前の姿をベースにアバターが作られます。
これはそれぞれの担当者がアバターをデザインしてその中に意思が送り込まれるわけです。
あくまでアバターなので、これまたお金をかけてアバターを変更しないと一生そのままです。
例えば、小学生の時に事故にあい、仮想現実に送り込まれた少年がいます。
この少年はいつまでたっても少年アバターのままなので、大人のアバターにしてほしいと現実世界に訴えたりします。
また、アバターなので髪の毛の寝癖も本人たちには直す事ができません。
人間は成長、老化がありますが、仮想現実世界はそれがないんですよね。
現実世界との交流
レイクビューの人間は携帯電話を利用して、現実世界の人間と話をする事ができます。
これが話を面白くしているところで、現実世界で起こる出来事と仮想現実で起こる出来事がそれぞれ進行していきます。
また、生きている人間側からはVRを使って仮装現実の世界に入る事はできますが、その逆はできません。
さらに、仮想現実の世界のアバターに触れる感覚を得られる道具などもあります。
ちなみに、アップロードの世界では性行為をバーチャルで感じる事のできるスーツが売られていたりもしていて、
ネイサンと恋人がそれを試してみる回もありますよw
VRなんてここ数年で出てきていますが、今後こんな事もできるようになるのかな〜なんて思いますね。
©️Amazon Studios
そのほかにも、ホテルの従業員がAIという設定だったり、システムメンテナンスがあったり、バグがそこら中にあったりと、
システム開発している人間からすると日常で触れているものがあるので妙に身近に感じます。
シーズン2に向けて恋人との関係、ノラとの関係が複雑になりそうで楽しみです。
まとめ
- アップロードは仮想現実世界を舞台にしたドラマ
- 死の直前に仮想現実「レイクビュー」にいく選択ができる
- 送られた人間はアバター、記憶はデータとしてシステムが存在する限りそこで生活する