DMMで配信中の艦隊これくしょんの数字をまとめてみる
ネットの記事をみていたら、艦隊コレクションを作った角川ゲームスの事がのっていました。
・KADOKAWA<9477>子会社のゲーム開発会社である角川ゲームスの第5期決算公告が6月30日付の官報に掲載された。2014年3月末に終わる 決算期(2014年3月期)の純利益は、前の期(290万円)の56倍となる1億6358万円に伸びた。
普通に考えると純利益が56倍ってすさまじいですが、
艦これの盛り上がりを考えるともっといってもよいのでは?と思ってしまったので、
ゲームの内容ではなく、その辺りをまとめてみました。
艦隊これくしょんのリリースは2013年4月23日となっていて、運営開始から1年ちょっと。
ユーザー数が現時点で200万人を突破。
DAUが50%とかいう話もあり脅威の数字です・・・・
艦隊コレクションはDMM.comで配信されているPCのブラウザゲームです。
今ではCMでよく名前を聞くあのDMM.comです。
以前はアダルト配信のイメージしかなかったですが、今では多角化経営で様々な事業を展開しています。
ちなみに艦これはアダルトではありませんので・・・
ゲームのクレジットを見ると両方の社名があるので、おそらく共同開発という形になっているのだと思います。
話によると飲み会の席で決まったとか・・・
どういう座組みなのかはわかりませんが、角川会長の発言を読むと
「100%他の会社がお金をパートナーシップで出してくれていて、うちは扱っているだけでほとんど儲からないことが判明しまして、非常にがっかりしているところです」
という事なので、開発費をDMMが負担してゲーム開発を行ったという事なのでしょう。
▼一番人気?「ぜかまし」こと「島風」
通常、プラットフォームでゲームアプリ展開すると、手数料が天引きされますので(GREE,mobageもそうです)
おそらく手数料+売り上げのレベニュー的な座組みで半分以上はDMMさんの取り分という感じなのかも。
ゲーム運営に関してはおそらく角川ゲームスのみでやっているので、
その分のコストを考えるとあまり売りあがらないという事なのかな。
ゲームロジック的にはガンガンイベントをやるような感じではないので、
そこまで運営コストがかかるとは思えませんが・・・・・・・まぁサーバーは大変でしょう。
艦これの売り上げに関しては当然公表されていないですが、
日本経済新聞によると艦これは開発費の140倍に相当する、
70億円の売り上げがあるとの事らしいです。(そうすると開発費は5000万程ですかね)
また、2013年のDMMグループの売り上げは1200億円ともいわれていて、
6~7割をAV関連、2割をFX、残りをデジタルコンテンツ配信やゲームで稼いでいるらしいので、
そこから考えると単純計算でゲーム事業で120億円程になり、
艦これが売り上げの6~7割を占めているという事になりそうです。
あくまで単純計算ですが、艦これありきのゲーム事業と言わざるを得ませんかね。
アダルトゲームの売り上げはよくわかりませんが・・・・
儲からないといいつつも、艦これは完全にIPとして確立したので、
グッズ販売などの権利での売り上げは大きいのではないかと思います。
二次創作物もかなり盛り上がってるし。
これでも儲からないっていうんだもんな〜
ゲーム運営は本当に大変ですよねぇ
▼艦娘の最後の言葉