iMacにして初めての使用
先月友人の結婚式があり、そこで動画の編集をさせていただく機会がありました。
以前にも簡単に書きましたが私はPremiere Elements 15を使っています。
以前の記事は以下を確認してみてください。
前回のレビューはWindows10でのものでした。今回27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルに変えてから初めての使用だったので、どんなものか確認しながら制作しました。
微妙に違うWindows版とMac版
Premiere Elements 15はWindows版とMac版があるハイブリッド仕様になっています。
ただしパッケージ版のみハイブリッド仕様になっているようなので、両OSでの考えている方は注意してください。おそらくダウンロード版はそれぞれ単体での販売になっていると思います。
私はMacbook proでも使うと思っていたのであえてパッケージ版の両OSがあるものを選択して購入しました。
ソフトによってはWindows版かMac版の片方しか出していないところもありますので、両方で使用できる数少ないものだと思います。
ちなみにパッケージ版はDVDディスクなので、Macの方はDVDドライブが必要です。
この二つのOSで使用できるのですが、実は微妙に違う部分もありました。
その一つにクロマキー合成のエフェクトに関してです。
クロマキー合成とは?
特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術。
いわゆる二つの動画を合成する仕組みですね。
よくテレビのニュース番組の天気予報とかで、アナウンサーが天気図をバックに説明したりしますよね。あれとかと同じ技術ですね。実は人物の背景は緑とか青のシートのみで合成してあのようにしている、あの技術のことですね。
Windows版にはクロマキー合成のエフェクトはあるのですが、Mac版にはなぜかないんですよね。
その代わりに同じようなエフェクトでビデオマージというものがあります。
このビデオマージがクロマキー合成とほぼ同じ役割ができます。
なぜ名前が違うのかは、、、、謎です。。。。。
このビデオマージですが、正直なところあまり精度がよくない感じでした。
私は以前、WindowsのEDIUS NEO3という動画ソフトを使用していたのですが、そちらの方がクロマキーの精度はかなりよくて、多少荒くても背景抜いてくれましたが、同じようなものでもあまり背景が抜けませんでした。さらにこれを使うと書き出しも遅くなるような話もあります。
こった動画を作ったりするときは割と使うエフェクトなので、ここは少し残念なところではありました。
動作はかなり軽快でストレスなし
iMacのスペックが上がっているからということもあると思いますが動作はかなり軽快でした。
あまり負荷のかかるようなことをしてないからかもしれないですが、一眼レフで最高画質で撮った動画を編集素材として使っていて、BGMを流しながらテロップを重ねて、エフェクトにはディゾルブ系、そしてその動画の上にトリミングした画像を載せてプレビューしてもまったくコマ送りになることはありませんでした。
何トラックも重ねるなんて編集はそんなにないと思いますので、普通に動画を作るということに関しては全くストレスがなく編集作業が可能でした。
Premiere Elements 15は動作が重い的な話がネットにありましたが、少なくとも私のiMacに関しては全く重くないです。むしろWindows時代に使用していたEDIUS NEO3よりも動作は軽いです。
もしかするとビデオカードもきいているのかもしれないですね。
ちなみに私のiMacのスペックは以下記事で確認してみてください。
新型 iMac 2017 27インチ Retina 5Kディスプレイモデルを購入した
上くらいのものでしたら全くストレスフリーです。
リミックス機能は微妙
Adobe Premiere Elements 15にはBGMの長さを自動的に合わせてくれるリミックス機能なるものがあるのですが、これが正直微妙すぎる。。。
どのようなものかというと、例えば3分の動画があるとします、そこに流すBGMが5分だった場合、2分余分にBGMが長くていきなり曲の途中でバツんと終わってしまうなんてことはよくあると思います。これを自動的に動画の長さに合わせて曲を短くしたり長くしたりしてくれる機能です。
自動で曲のテンポをアレンジしてくれるというようなものです。
合う曲はあるんでしょうけど、あまりにも曲を縮めるとかなり変に聞こえてしまいます。。
正直この機能は必要ないですね。。。
曲の長さを切ったり貼ったりして合わせた方が無難です。
またこの機能のおかげであとから動画素材挿入したりしようとすると、勝手にBGMが編集されるなど、全然良いことないです。。。。
なんでこんなことしたのだろうか。。
DTMのソフト持っている方であれば、もちろんそちらで編集した方がよいですけれども、Macであれば、ガレージバンドが初めから入っていると思いますのでそちらで編集した方がよいです。
書き出し時間
正直一番気になるのが書き出し時間だとい思います。
私は比較するものがなくなってしまったので、単純にかかった時間ですが、10
分の動画を解像度1920×1080のMP4に書き出した場合、かかった時間はだいたい15分くらいでした。そこからDVDに書き込むのにさらに10分〜15分くらいだったので、トータルで30分〜40分というところでしょうか。
書き出しのファイルにもよると思いますが、こんなものかなーという感じですかね。
私はCPUをCore i7に変えていますので、今のiMacのスペックだとこれが限界なのかもしれないです。iMac Proで試してみたいところではありますが。。。。
書き出しの時間はかなりストレスなので、短いに越したことはないですよね。
書き出しと共有
YOU TUBEにあげるのはすごく簡単です。
カテゴリとメニューが用意されていますのでそれを選択すればあげる動画の説明の編集もつけてそのままアップしてくれます。
その他FacebookとVimeoのメニューもあります。
ただ、DVDディスクへの書き出しはかなりわかりずらかったです。。
この辺はもう少しわかりやすくしてくれると助かるんですけどね。
もうオンラインの時代なのであまり書き出すことはないのかもしれないですが、日本の結婚式の会場はほどんどDVDプレイヤーで写しますからね。PCから直接出すこともありますけど、結構会場の人って嫌がったりするんですよね。何かあったらということで。
まとめ
- Mac版にはクロマキー合成はなく、代わりにビデオマージというものがある
- 編集作業はストレスなく制作が可能
- 書き出しは10 分の動画を解像度1920×1080のMP4で15分くらい
- WindowsとMacの両方にインストールできるのはパッケージ版
せっかくだからもう少し動画作って確認していきたいと思います。
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