メアリと魔女の花の主題歌
映画「メアリと魔女の花」の主題歌「RAIN」を耳コピしてVOCALOID Fukaseに歌ってもらいました。
この曲はSEKAI NO OWARIが制作したものなので、ボカロでオリジナルにどこまで迫れるかというような遊び感覚で制作してみました。
絵がジブリに似ているなと思ったら、ジブリを退社されたプロデューサーが作ったもののようですね。しかも8割がジブリの制作に関わった方々のようでしてジブリイズムが絵から伝わってきます。
2014年末にスタジオジブリの制作部が解体され、『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』を監督した米林宏昌と、『かぐや姫の物語』と『思い出のマーニー』のプロデューサー西村義明は共にジブリを退社。西村義明は新作映画を作るために2015年4月15日にスタジオポノックを設立し、今作は同スタジオの長編第1作目となる。また本作のスタッフの約8割は、ジブリ作品に関わった経験がある人物である。
※wikiペディア引用
監督さんが楽曲にもかなり力を入れていたようで、SEKAI NO OWARIのメンバーとかなり綿密に打ち合わせを重ねながら制作をしたようです。
NEWSゼロで特集されてました。
詞がかなり物語を意識しているものになっていて、聞いているだけでなんとなく映画の物語を想像できてしまうくらい物語をメインにした作品になっていました。
実はあまりセカオワ知らないのでファンの方に怒られそうすが、、ファンタジー系が得意なイメージがあるので、ぴったりのキャスティングだったのではないでしょうか。
ぱっと聞いた時にいい曲だなと思ってやってみようかというとこで作りました。
耳に馴染みやすいキャッチーなメロディー
メロディーがかなりキャッチーなので、耳に残りやすいです。
最近のEDM主体の楽曲はシンセ音ガンガン鳴らしてボーカル加工してという感じの曲が多いですが、昔ながらのというか透明感のある楽曲はすっと入ってきますね。耳コピには非常にありがたくもあります。
曲の構成もシンプルでバラードによくある手法で最後の大サビに向かって盛り上がっていき、全体的に転調することで壮大な楽曲になっていました。
この曲聞くと私の中で、過去の色々な曲が浮かんでくるという不思議なことが起こりました。それだけ王道のパターンを踏襲している曲=いい曲なのだなと思います。
綺麗な弦の音のハンマーダルシマー
曲の間奏部分で弦を弾いたような音のソロパートがあります。
最初はシンセサイザーで加工したものかなとも思いましたが、調べてみるとハンマーダルシマーという楽器でした。
ハンマーダルシマー
箱型の共鳴体に張られた多数の金属製の弦を、ばちで打って演奏する。弦を弓などで擦るか、弾いて音を出す演奏法が圧倒的に多い弦楽器の中では、数少ない例である。金属製の弦を打って音を出す点や、音色の類似性から「ピアノの先祖」と呼ばれることもある。同系の楽器として、西南アジアのサントゥール、ハンガリーのツィンバロム、中国の揚琴(洋琴)、ドイツのハックブレットがある。wikiぺディア引用
透き通った良い音しますね。
そこの部分だけ取り出した映像がありました。
制作概要
使用ソフトは以下
- Native Instruments KONTAKT 5(ピアノ、弦系)
- Native Instruments massive
- addictive drums2
- EASTWEST/QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra。
- trilian
- VOCALOID4 Library Fukase
なんといってもボカロのFUKASEを使うというところで、原曲に似せるようにつくりました。このライブラリにはnormalとsoftの二つの声質があってそれを切り替える形で使用できます。原曲の歌い方がやさしい形だったので基本的にはsoftを使用して、サビなど声を張る部分だけnormalにするようにエディットしました。
ハンマーダルシマーはKONTAKT 5にある弦系の音を加工して代用しました。それだけだとらしくなかったので、massiveのシンセの音を重ねています。
楽曲はYOUTUBEにアップしましたのでよろしければお聞きください。